森林セラピー基地に自生している草花・薬草・薬木
クロモジ
クスノキ科の落葉低木。
香りも良く、枝は高級楊枝の材料としても使われます。
根皮は胃腸病に服用。入浴剤として皮膚病や関節痛にも効果があります。
アケビ
アケビ科の蔓生落葉低木。
蔓生の茎は木通という生薬で、利尿作用、抗炎症作用などがあります。
アケビの実は昔から子供のおやつとしても親しまれています。
ツユクサ
ツユクサ科ツユクサ属の一年生植物。
民間薬で解熱、下痢止めなどに使用します。着いても容易に退色するという性質をもっているため、染物の下絵を描くための絵の具として用いられました。
ヌルデ
ウルシ科ヌルデ属の落葉高木。
葉にアブラムシが寄生すると大きな虫えい(虫こぶ)を作ります。この虫こぶはタンニンが豊富に含まれており、粉末を口内の腫れ物、歯痛に直接湿布します。皮なめしに用いられたり黒色染料の原料にもなります。
ドクダミ
ドクダミ科ドクダミ属の植物。
開花期の地上部を乾燥させたものは特有の臭気がほとんどなく、これは十薬という生薬名で、その煎液には利尿作用、動脈硬化の予防作用などがあります。
サルトリイバラ
単子葉植物に属する科。落葉つる植物。
根茎は山帰来(さんきらい)の代用品として、利尿、解熱、解毒、浄血剤として、膀胱炎、腫れ物などにも服用されます。